このイベントはオランダ政府が公認しているダンスイベントで、アムステルダム市長のEberhard van der Laanは、「アムステルダムの人々が持つセンスの中核を担っているのは、革新性と創造性だ。そのどちらもがADEのスピリットにマッチしている。彼らのインターナショナルな活動、革新的な音楽、盛んに繰り広げられるBtoBカンファレンスのおかげで、ADEは国際的にエレクトロニックミュージック業界を牽引するリーディングイベントとして毎年成長している」とも述べています。
毎年、ADEの期間になるとアムステルダムの街はADEのロゴのシンボルカラーであるイエローの旗で街が飾られます。
その中でも注目のイベントの1つは1991年から毎月発行されているイギリスのダンスミュージック専門雑誌のDJ Mag誌が開催する。Top100 Djランキングの発表です。
今年のNo1 Djは地元オランダのArmin Van Buurenでした。
2位 Tiesto
3位 Avicii
4位 David Guetta
5位 Deadmu5
3位 Avicii
4位 David Guetta
5位 Deadmu5
ちなみに今年私が注目していたAviciiは3位、Sander van Doornは18位でした、、、
Sander Van Doom / Nothing inside
注目すべきは毎年規模を拡大しているこのアムステルダムで開催されるADE、毎年3月にマイアミで開催されるダンスイベントWMC(ワールドミュージックコンフェレンス)、6月から9月にかけてイビザ島の大型クラブで毎日行われているダンスパーティー等から世界に向けて発信され、世界中の都市で加熱するダンスミュージックイベントの世界的流行の背景にあるEDM(エレクトロニック ダンス ミュージック)と呼ばれている新たな音楽ジャンルのムーブメントの存在です。
元々、70年代後半にアメリカのシカゴで生まれたハウスミュージックが世界中に広まり出来た、ダンスミュージックというカルチャーには同性愛者やアンダーグランドのイメージが付きまとい、メジャーシーンに成る事が出来ませんでした。
今や日本でも聞きなじみのあるデヴィッド・ゲッター等のDJという新しい時代のスターアーティストから生まれている世界的ヒット曲の存在によって、EDMという音楽ジャンルがダンスミュージックが過去に持つアンダーグラウンドのイメージを振り払い、新たなPOPSとしての音楽ムーブメントを確立しようとしています。
このEDMという新たな音楽ジャンルの存在は欧米の音楽関係者の中ではかつてのHIP HOPムーブメントに続く一大音楽ムーブメントになるのでは言われています。
そして世界で膨らみ続けているこのムーブメントが日本に到着した時、このムーブメントの発信地になる日本のダンス場(クラブ)事情はどのようになっているのでしょうか。。
そして日本の音楽シーンはこの膨らみつづけている世界的マーケットとは異なった独自の孤立した音楽マーケットを形成しつづけるのでしょうか。
私の意見ですが、流行の音楽にはその時代を反映した人々の価値観みたいな物が含まれていると思います。その時代の価値観とその時代に必要とされるべきクリエイティブには切っても切り離せない関係が存在していると思います。
音楽が表現する世界観や価値観が、その他のクリエイティブを想像して行く過程の中でとても重要な空気感みたいな存在に近いと考えているからです。
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